ブログの分類的にもどうするか迷う内容なので、Dの話が聞きたいわ~という方は華麗にスルーしてください☆
今日の話題は「佐賀県の某市立図書館」のお話でっす。
ちょっと毒はいてるので(笑)いい子ちゃんは見ないように!
※写真は本編に関係なく、いちゃつく我が家の王子様たち※
あの、随意契約で指定管理者制度導入して「図書館の中にコーヒーショップが入るよ!CD・DVDがレンタルできるよ!(ただし有料で☆)」と言ってるあの市立図書館の件です(笑)
この問題はネットを中心に様々な側面から議論がされておりますが、私も現在大学図書館で働く図書館員としてこっそり注視していたのです。
でも、今まではツイッターやサイトで色んな意見をみせてもらってるぐらいだったのですが…今回はちょっとどうしても書きたくなってしまったので書きます。
自分の思うこと書くのがブログだからね!(苦笑)
私個人的な見解としてはCCCに業務委託ってやり方はあまり上手いやり方ではないなあと思います(特に問題がありそうなのはTポイントカード)。
それでも、100歩譲って指定管理者制度云々とかTポイントカード云々をこの際あきらめても(本当はものすごく、大きな問題だとは思うのですが…)利用者に実害が及びそうな書架の構造はいかがなものかと~~。
すんごいですよ。
1階4.6m、2階3.9mの書架ですって…!(ちなみに吹き抜けありの構造)
そんな書架見たことないわー!!!(怖)
たぶん、雰囲気的に海外の図書館みたいに壁面いっぱい書架、ということにしたいみたいなんですけど…海外の図書館をちゃんと見てる人はわかると思いますが、書架の高さはせいぜい2m位で棚段にして6段ぐらい。その棚ごとにキャットウォーク(細い道)がついててきちんと本が取れるようになってます。4.9mの書架なんて…置いてる図書館あるんですかね?
ツイッターで話題になってましたが、2m以上の高所作業では安全柵とかいるらしいんですけど…それが無理なら安全帯を装着が必須のようですが…それって自分で本を出し入れすることもままならないだけでなく、安全帯を着けた「高所の本出納係」を常時用意することになるんですよね…。それでも、だれでも来る可能性がある図書館では子どもがロッククライミングしちゃうかもしれない、本が落ちてくるかもしれない(2階最上段から吹き抜けを通って1階にに本が落ちたら8m近い高さから落下)、そもそも地震の時どうするんだろう…など不安でしかたないです。私は兵庫県で阪神淡路大震災を経験してるから余計に。もし図書館開館時間中に大きい地震が起きたら、本が落ちるor書架倒壊→脱出口をふさがれるっていうのが一番困ると思うんです。ケガをするのももちろんですが。
こういうの見てると、あんまり何も考えて作ってないのかな?と思ってしまうのですよね~。
どんなに魅力的なコーヒーショップが入ってたり文房具が買えたりしても危険な図書館ではおちおち本も読めないと思うのは私だけかしら。
心配している人たちがネットを中心に色々検証したり忠告のメールを市に送ったりもしているようですがイマイチ反応が薄いらしく。何とか早めに話を聞いて、改善策を講じなければ開館と同時に安全上の理由から閉館とかになりかねないのでは~~と危惧。つっても、危惧してるだけで何もしませんが。わざわざ情報開示請求して図書館の設計を確認してあげている優しい人たちもいらっしゃいますが、私はそこまでする義理はないので見てるだけです。
ま、でも注視して今後どうなるかを見ておくのは大事なことだと思うので(言い訳)見守り続けたいと思います。私はいっそこのままほうっておいてオープンしちゃってから法規的に違反しているところをきっちり指摘して関係省庁に通報するなり裁判するなりすればいいような気もしますがvv困るのはもちろん利用者の皆さんだと思いますが、不備の多い図書館構想を止めることが出来なかったのも市民の皆さんに違いないので…。高い勉強代だったってことにならないことを祈っております。
とりあえず4/1にオープンらしいので、オープンしたら早いうちに見に行きたいなとは思いますけどね☆
後学のためにも~~!
って、は!
そうやって遠方の人間も佐賀まで来させようとかそういう戦略なのかしら!?