先日母親が「着物ダンス整理してたら出てきた」と、懐かしいものを出してきてくれました。
それがこれ。私の「紋」です。
フォーマルな着物(留袖や訪問着)を作る際には家紋を入れなければならないのですが、関西(というか近畿?京阪神?)では女の子は
「女紋」と言って家紋ではな紋も入れてよいことになっているのです。元来は母親の家の紋を受け継ぐというか、母方の家の紋を入れていたようなのですが、今は別に自分の紋を新しく作って入れてもいいことになってるようで
。「そんな適当でいいのか!?」と思わなくもないのですが(笑)多分、女の子は結婚すると家(苗字)が変わってしまうからなんだと思うんですが(そんで、着物で一族の者かどうかが分かる仕組みになってるんだなあと思うと、ちょっとコワイね!ウチとソトを分けたい日本人っぽいけど)。
で、私が着物をつくる時に「好きな紋を入れていい!」と聞いて母の家紋を素直に引き継ぐはずもなく…(笑)新しく紋をつくってもらったのですよ。
第一希望は三鱗(相模・北条家の紋。炎の蜃気楼の影響で北条ラブなのですvv)だったのですが「女の子がそんなツンツンした紋…!」と却下され。結局、母の紋が梅鉢(前田慶次の紋と同じー!)だったので梅っぽさで一応繋がりをもたせて、梅の花のかたちで蝶々を表現した紋にしたんですよ☆
私はこの紋を勝手に「梅ちょうちょ」とか呼んでますが、正式名称は「梅蝶」といいます。
そんで、元にした梅蝶紋が「裏紋」だったため、職人さんが手書きで「表紋」に直して創ってくださったのです!(ありがとうきもの屋の職人さん!)だから、きっと表紋でこの紋というのは他にはないと思います。自分でお願いして作ってもらった紋だけに、かなり気に入っております♪
代々家に受けつがれてきた紋というのも歴史の重みがあって良いと思いますが「私の紋」というのがあるっていうものそれはそれで嬉しいことですvv
この紋が私の後に引き継がれていくかはわかりませんがとりあえず紋を入れないといけないときはこの紋をバンバン入れたいと思います!(笑)