まずは腹ごしらえ!ということで、門前のご飯屋さんでお昼ご飯。
この地域では、「三徳豆腐」というお豆腐が有名との事。なので、ご飯もお豆腐と山菜うどんのセットを注文しました。
一枚目の写真は山菜うどん。
山菜の天ぷらの他にも、とち餅の天ぷらが入っていてびっくり!(手前の茶色いのがとち餅です)とち餅も名物らしいです。
でも、天ぷらにしておうどんに入れるという発想は私になかったので新鮮でした。
そして味も美味しかったー☆
続きまして、お豆腐。
昔ながらのお豆腐って感じで、木綿豆腐をイメージしていただければ近いかと。
これもすごくおいしかったです!
軟らかめの食感でお豆の味がしっかりします。
また、お醤油と一緒に薬味としてワサビ野沢菜?が出て、それとお豆腐がまた合うのです!!
登る前からかなり幸せ気分に。
この後どんな過酷な道が待ち受けていようとも頑張れる気になってきましたよ!!!(現金)
事前調べでは
「過酷」」「登ったら人生観変わる」などと書いてあってどんなオソロシイところなのだろう、とビビりながら行ったのですが…
思ったよりは大丈夫だった!(笑)
いや、大変でしたよ?
あくまで「修行」ということで、輪袈裟をお借りして登ります。
また滑落事故が絶えないので(今年も夏に死者が…)2人以上でないと登れず、入山時刻と下山時刻を記帳するようになってます。
で、いざ登り始めると投入堂までの道はほんとに獣道で、あまり整備されてないし場合によっては道間違えそうなくらい鬱蒼としてます(汗)
この写真じゃ分かりづらいと思いますが、右手奥の木の根が見えてるところの下から這い上がってきたのですよ…。
ただ、一番キツイのはスタート直後の「かずら坂」と呼ばれる木の根がうねうねしているあたりで、その後はじょじょに通り易くなっていくように感じました。
投入堂の手前には文殊堂や鐘楼などもあって、そのあたりも全部拝観しました。
写真は文殊堂。
文殊堂は縁側?(写真向かって右の、建物を囲む板間)に座ることができるのですが、岩の上に建ててるので、縁側の先は完全に宙!空!
何もないのです…。
落ちたら間違いなく死!!
微妙に高いところが苦手(なら行くな…)な私はかなりへっぴリ腰になりながらそこに座って写真撮りました。
景色は最高なんですけどね。高くて開けてるので。
でもなにぶん、支えがないというかセーフティネットが無いというか~。怖かったです。
続いて鐘楼が出てきます。
せっかくなので一回鳴らしときました。
この鐘楼も、どうやってここまで運んだのか不明だそうです。二トンくらい重さがあるらしく、それ抱えてあの獣道を進むのは無理じゃ…と思います。ええ。
さらに登ると納経堂が見えてきます。このへんからほぼ平坦なので楽々でした。
納経堂は岩のくぼみにはまり込むようにして建ててあるのですが、その納経堂の裏を通って投入堂が見える場所まで行きます。
ゴール!
片道30分~45分という話でしたが1時間近くかかってやっと到達。
頑張った…!
投入堂、かなり近くで見れたのですが、ほんとどうやってあんなところに建てたのか、謎すぎるシロモノ!
出来たのは平安末期らしく…ほんと、どうやって???
住職さんのお話では、500年前の文献にも「投入堂」の名称が出ていて、もうその時代から既にどうやって建てたかわからなくなっていたようだ、と…。
岩に建ててあるので、岩に合わせて長さの違う柱で支えられた見た目も美しいお堂でした。
写真見たら分かりますが、岩壁にへばりつくように建ってるのですよ。あんなん、お参りにすら行けないんじゃあ…?と思ったのですが住職さんいわく
「私は3、4回登りました」とのこと(!)
昭和半ばまでは一般人もあの岩壁をよじ登って投入堂に近づけたらしいです。でも、あまりに事故が多いので一般人は立ち入り禁止になったそうな。「ロッククライミングみたいですから」と住職さんは仰られてましたが、命綱なしにあの絶壁を登らないといけないなんて、お坊さんも大変です。
登るのは結構大変でしたが、アスレチックが好きなので楽しかったです♪天然のアスレチックでした。登りと下りでは下りのほうが滑落事故が多いということで、帰りもかなり慎重におりました。おかげで無事生還!!
あんな山奥にどうやってあんな建物を建てたのか、謎ですが体力に自信のある方は一度登ってみる価値あると思います。建築好きな子とかにもお勧めです。とても美しい建物なので。
なにより、達成感ありますよー!(笑)